会期1カ月を切り…

政府機関の国会同意人事与野党の攻防の焦点となりそうです。具体的には、現在空席となっている日銀副総裁のポスト、預金保険機構理事長などの任期切れ及び新設されたポストに関しては本国会で同意をとりつける必要がある。国会同意人事衆議院の優越規定がないので野党はここで与党に揺さぶりをかけてくるのと新聞での報道があります。特に日銀のポストが最重要であることはいうまでもありません。ここで再び総裁選びの時のような微妙な駆け引きがあることでしょう。というわけで今週のレポートをはじめさせていただきたいと思います。

1.衆院選獲得議席


銘柄 4/28 5/12 5/19 増減
自民党 185.2 204.9 186.0 -18.9
民主党 230.0 220.0 220.0 0
公明党 29.0 29.0 29.0 0
その他 28.0 28.2 28.2 0
472.2 482.1 463.0

自民党の株価が急激に値を下げています。活発な売り買いがされているようです。衆院投票日の市場をみるとわかるとおりサミット前の解散がないことから短期的な売り買いがされているかもしれません。

2.衆院選投票日


銘柄 4/28 5/12 5/19 増減
2008年5月〜6月 2.5 0.1 0.1 0
2008年7月〜8月 8.8 0.8 0.1 -0.7
2008年9月〜10月 21.0 18.5 18.5 0
2008年11月〜12月 25.8 24.8 26.5 +1.7
2009年1月〜2月 14.0 15.0 15.0 0
2009年3月〜4月 11.5 9.3 8.2 -1.1
2009年5月〜6月 10.0 7.7 7.5 -0.2
2009年7月以降 14.0 12.5 13.5 +1.0
107.6 88.7 89.5

11月〜12月での解散が非常に非常に高い値をつけています。暫定税率復活で一つの山場を越えたことでサミット前の解散はないとの市場の判断なのかもしれません。

3.次期総理大臣


銘柄 4/28 5/12 5/19 増減
福田康夫 5.0 4.5 5.0 +0.5
麻生太郎 18.0 13.2 17.8 +5.6
谷垣貞一 6.9 3.2 3.2 0
町村信孝 2.0 3.0 3.0 0
小沢一郎 14.7 20.1 16.9 -3.2
他の自民党議員 24.8 22.0 22.0 0
他の非自民党議員 21.5 15.3 20.2 +4.9
92.9 81.3 88.1

麻生太郎議員の価格が急上昇しています。最近活発に活動を続けていることがこの結果につながったのかもしれません。


一つの山場を越えたものの政府の要職の承認を巡って再び国会で激しい攻防があることが予想されます。今週も与野党共に気の抜けない日々が続きます。